まずはプロキシでテストプレイ
カードゲームは普通、複数のカードの異なる効果が複雑に絡み合います。
その複雑に自由に変化するゲーム環境を、実際にプレイせずにシミュレーションするのは、かなり至難の技です。
なので、「カードゲームを作ろう」という人は、手間をかけていきなり本格的なのを作るより、まずは『プロキシ』(オリジナルのテキストを書いた紙を、既存のカードに張り付けたり、カードスリーブなどで固定したりしたもの)でテストプレイを行っておくべきです。
これは「バランスのいい堅実に戦略的なゲーム」を目指す人も、「ぶっ壊れバランスでとにかくド派手なゲーム」を目指す人も同様です。
ゲームとは何か。定義と分類。カイヨワ「遊びと人間」より
それとこの記事で紹介する方法はもちろん一例です。
またカード用の画像は既にあるものとして話を進めます。
必要な道具。印刷機、ラミネーター、ディスクカッター
もちろん『厚紙』と『ラミネートフィルム』も必要です。
後、『パンチカッター』(カード角を丸くカットする為の道具)も。
参考までに自分が使ってるのは以下です。
まずは厚紙に印刷
カード裏側のデザインにまで拘る場合、両面印刷がない印刷機でも、厚紙なら二度の印刷でわりと大丈夫です。(実際、筆者はそうしてます)
ただ注意点として、正確な『カッティング』(カードのサイズに切る工程)はかなり難しいので、裏、表、いずれか(出来れば両方)のデザインは、多少ズレても問題ないようなのにした方がよいです。
ラミネート加工して、カットで完成
印刷した厚紙をラミネート加工します。
「ラミネーターはあまり連続使用をしない方がよい」という情報もありますが、自分は普通に連続で使いまくってます。
結構、熱がでるので、そこは要注意。
まあ、カード作る時くらいしかラミネーター使わないなら、あまり使い方に気を配る必要はないと思います。
で、ラミネート加工したら、後はカッターでカットして、さらにパンチカッターで角を丸くしたら、完成です。
ディスクカッターを使えば、わりと綺麗に切れるものの、ラミネート加工した厚紙自体は切りにくいので、力加減には気をつけましょう。
パンチカッターは、かなり簡単で使いやすいです。
実際に完成させたサンプルゲーム
ここで紹介したやり方で実際に作ったオリジナルカードゲームの「レトロライフ」
オリジナルカードゲーム「レトロライフ」紹介。参考にもどうぞ
同様に(こっちはコマも使いますが)オリジナルカードゲームの「パラレルレギオン」
「パラレルレギオン」遥か未来をテーマとした協力型オリジナルボードゲーム
まあこういうの作れますって事で。