オリジナルカードゲーム「レトロライフ」紹介。参考にもどうぞ

レトロライフイメージ

動画解説

 以下の動画で解説されてるルールは、この記事内でもほぼ同じ言葉で解説されています。
同じ内容のチュートリアルはコチラ

レトロライフとは

 ブログ『エミュー』の管理人である猫隼が開発した、オリジナルカードゲームです。
プロキシ用のカード画像データなども用意してますので、気になったらそれ使って遊んでくれたら嬉しいです。
また、単純にオリジナルゲーム作る参考にもどうぞ。

 このゲームの主な特徴としては、
(1)二人対戦用ゲームです。
(2)TCGのようにそれぞれデッキを組んで戦うのではなく、トランプなどのように共通のデッキを使います。
(3)どちらかというと運要素が強いです(なので実力差が出にくいと思います)。
(4)世界観は未来設定のSFです(むしろなんでカードゲームの世界観はファンタジーばかりなのか心底疑問)
レトロライフフィールド

レトロライフの世界観

プロローグ

 それなりに遠い未来。
使用言語があまりにも複雑過ぎる為、技術者達の手に負えず、完全に人の手から離れた人工知能達は、 廃棄処分とされた前時代の都市廃墟を利用し、マシン達のまったく新しい世界『ブーギー』の製作に成功する。

 それからさらに数世紀後の未来。
人の世界で次々と実用化されていく、それまでは電子空間上の架空の存在でしかなかった物の実体化。
もう目前に迫っていた歴史上初の地球外知的生命体の地球襲来。
それら2つの革命は、平和だったブーギーにも大きな影響を及ぼす事となる。

 最初のきっかけは、ブーギーを見つけた、あるアバター(誰か)の宣言だった。
「お前たちは我々が作った。だからその世界も我々のモノだ」
 こうして戦いが始まった。

人から離れた人工知能達が築いた世界

 かなり長期に渡って小さな争いすらなかった、ある技術者が言う所の「究極に平和な世界」。
そんなブーギーでは、法も秩序も存在しない、完璧に自由な社会が作り上げられている。
 ブーギーには身分や上下関係もまったくなく、全ての住民がそれぞれ好き勝手に生きているが、ただ1つだけ 共通の思想がある。
それは人の徹底拒否。

 もしブーギーの平和が終わるなら、それは何らかの形で人がブーギーに介入してきた時だと、誰もがわかっていた。

三つの勢力。レトロン。パイオニア。エイリアン

 レトロン。
 ブーギーの機械生命体達の総称、彼ら自らそう名乗っていて、かつて自分達を戦争など(彼らにとっては) くだらない事ばかりに利用し、挙げ句はゴミのように捨てた人間達をかなり嫌っている。

 パイオニア
 ある種の壮大な芸術とも言えるブーギーの街に、移住を計画している、実体化された、人がまるで自分のように精神操作するアバター。
自らをパイオニア(開拓者)と名乗るが、レトロンからは皮肉を込めてコンキエスタ(侵略者)と呼ばれている。

 エイリアン
 その目的まで何から何まで謎な地球外生命体。
パイオニア(というより人類)は彼らの事を、映画などフィクション作品のイメージから相当に恐れているが、レトロンは特に相手にしていない。
戦略図

ゲームのルール

使用するカード

 このゲームでは、数字、アイテム、イベントの、三種類のカードを使用します。
また全てのカードには四色(青、赤、緑、黄)のいずれかの色があります。

 数字カードはTCGで言うところのモンスターに相当するカードです。
主にプレイヤーは、場にこの数字カードを出して、戦わせたりします。
数字のデッキは40枚です。(各色の1、2が4枚ずつ。3が2枚ずつ)
レトロライフ数字

 アイテムカードはサポートに使うカードです。
アイテムのデッキも40枚です。(色別にアイテムカード5種を各2枚ずつ)
レトロライフアイテム

 イベントカードは、発動条件があり、かつ普通には手札にこないものの、かなり強力な効果ばかりの、一発逆転用カードです。
このゲームの運要素の原因でもあり、魅力でもあるつもり。
イベントデッキは20枚です。(色別にイベントカード5種が各1枚ずつ)
レトロライフイベント

ゲームの準備

 まずフィールドを敷きます。(別に紙に書いたりして作ったものでもいいと思います)
フィールドには3×3マスのバトルゾーン。
各プレイヤーごとのアイテムゾーンとコアゾーン。
数字、アイテム、イベントそれぞれに対応したデッキゾーンと、同じく三種のカードそれぞれに対応した破棄ゾーンがあります。

 数字デッキ、アイテムデッキ、イベントデッキを、フィールドの各デッキゾーンに用意します。
それぞれのプレイヤーは、数字、アイテム、イベントデッキの上から3枚ずつを取り、それぞれのプレイヤーのコアゾーンに裏側のまま好きな順番で重ね、1つのデッキとします。
このデッキはゲーム中、コアと呼ばれ、プレイヤーのライフとして扱われます。

 プレイヤーそれぞれ、数字デッキから3枚ドロー(デッキの一番上のカードを取り、手札とする行為)し、自分の初期手札とします。
後はジャンケンなどで先攻後攻のプレイヤーを決めればゲームを開始出来ます。
レトロライフ初期手札

ゲームの流れ

 それぞれのプレイヤーのターンを、コアがなくなった状態でダメージを受けるか、三種のカードいずれかのデッキと破棄ゾーン両方からカードがなくなるまで繰り返します。
コアがなくなった時点で負けではなく、コアから手札に加えなければならない場合にコアがなければ負けです。
あまりないですが、同時にそれぞれのコアがなくなった時や、カードいずれかがデッキと破棄ゾーンからなくなった場合は引き分けとなります。

1ターンの流れ

 4つのフェイズがあります。
スタートフェイズ→サーチフェイズ→アクションフェイズ(このフェイズは先攻1ターン目のみ1回、それ以降のターンには基本的に2回あります。また、コアが3枚以下のプレイヤーは3回となります)→エンドフェイズの順番に発生していきます。

 スタートフェイズ
(ターンの始まりのフェイズです。主に手札調整を行います。手札が4枚以上ある場合、3枚になるように破棄(破棄されたカードは当然破棄ゾーンへいきます)します。
また2ターン目以降は、手札調整の前にリブート(手札を全て破棄し、数字デッキから新たに3枚ドローして手札とする)を行う事も出来ます)

 サーチフェイズ
(手札の数字カード1枚を破棄し、アイテムデッキから、破棄されたカードの数字分の枚数ドローする事が出来ます)

 アクションフェイズ
(このフェイズに行えるいくつかの通常行動の内ひとつを行えます。また1度のアクションフェイズに何度でも行える特殊行動もありますが、通常行動を行った時点で、そのアクションフェイズは終了となります)

 エンドフェイズ
(ターンの終わりのフェイズです。バトルゾーンのフリーズ状態(横向きの状態)のカードを、全てアクティブ状態(縦向きの状態)にします)

アクションフェイズで行える行動

セット。
ムーブ。
サプライ。
アタックがあります。
1度のアクションフェイズにいずれかを1回だけ行えます。
また上記のいずれかの行動を行った時点でアクションフェイズは終了となります。

※セット、ムーブ、サプライ、アタックを総称した名称としてプレイがあります。

 セット
(カードを手札から場(バトルゾーン、アイテムゾーンの総称)に出すか(数字かイベントは(数字はフリーズ状態で)バトルゾーンに、アイテムカードはアイテムゾーンに、置きます)、または場のカードの起動効果(任意で発動出来る効果)を使用します。
また、バトルゾーンに相手の数字カードがあり、かつ自分のカードがない場合、アクティブセットが出来ます)
※アクティブセットについて。
(数字カードをアクティブ状態で場に出せます)
※アイテムのセットについて。
(アイテムを手札からセットする時は、必ず(手札の)数字カード1枚を一緒にします。
この時の数字カード1枚は、そのアイテムカードの付属数字となります。
付属数字はアイテムカードの効果に関連してきます。
またアイテムには各種ごとにウェイト数字が設定されていて、この数字の合計がアイテムゾーンのウェイト制限(カード効果などで変化していなければ10となります)を上回ってしまう場合はアイテムをセット出来ません)
アイテムプレイ
 ※付属数字について。
(付属数字となっているカードはカード扱いされません。例えば「数字カード1枚を選択して~する」などといった効果の対象には出来ませんし、「数字カードの枚数~する」といった効果の使用時にも、数字カードの1枚として数えません。付属数字は完全に、その付属しているアイテムカードと一体化している扱いとなります)
※イベントカードについて。
(イベントカードにはどれも発動条件があり、条件を満たしていなければ場に出せません。
数字のようにフリーズ、アクティブ状態というのはありません)

 ムーブ
(バトルゾーンのアクティブ状態の数字カードを隣接するマスに移動します。移動したカードはフリーズ状態になります。
移動先に自分のカードがある場合は移動できません。
相手のカードがある場合はバトルが発生します)
※バトルについて
(バトルゾーンですでに相手のカードのあるマスに移動すると発生します。
マスに残るのはバトルに勝利したカードで、負けたカードは破棄されます。
バトルの勝敗は色と数字にかかっています。
まず色判定(相性のよい方が勝ちます。色の相性は青>赤>緑>黄>青となります)をし、それで決着しなければ数字判定(数字の大きい方が勝ちます)をします。
数字判定でも決着がつかなければ引き分けとなり、両方のカードが破棄されます)
※イベントカードのバトルについて
(イベントカードはバトルを仕掛けられた場合、バトル中のみ、各色の数字0の数字カードとして扱います)

 サプライ
(バトルゾーンのアクティブ状態の数字カード1枚を選択します。
選択したカードをフリーズ状態にして、そのカードの数字分、数字デッキからドローします)

 アタック
(バトルゾーンのアクティブ状態の数字カード1枚を選択します。
選択したカードをフリーズ状態にして、そのカードの数字分、相手プレイヤーはコアの上からカードを破棄します(この時相手プレイヤーは破棄するカードの内1枚を手札に加えられます))
コアドロー

アクションフェイズ時の特殊行動

 特定の状況下で行える特殊行動各種は、可能ならアクションフェイズに何度でも行える行動です。

 スクランブル。
(バトルゾーンの自分の数字カード1枚と、そのカードと同じ色の手札の数字カードを入れ換える事が出来ます。
フリーズ、アクティブ状態は引き継ぎとなります)

 ファインショット。
(手札のアイテムカードを、バトルゾーンの同じ色の自分の数字カードを付属数字にして出せます)

 コンバージョン。
(自分のアイテムゾーンのカードを任意の枚数破棄して、破棄したアイテムとウェイト合計が同じになるように、手札からアイテムカードをセット出来ます(ウェイト合計さえ同じになるなら複数のカードを同時にセットする事も出来ます))

 シークレットプラン。
(場に自分のイベントがない場合に、手札のイベントカード1枚をバトルゾーンに出せます(発動条件は無視出来ません))

プロキシプレイ用データ

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