「実用例で学ぶカタカナ語」57語の一覧表とかっこいい(?)使い方

カタカナビジネス

というかなんでカタカナ語を使うのか

 もとを辿れば、かっこいいからなのは間違いないだろう。
しかし現実問題、人の上に立つ者の中には、そのような言葉を使う方が、印象のいい場合も、また悪い場合もある。
この広い世界には、それを最低限の教養などと考える、頭のおかしい人もいるであろう。
 まあ確かに最低限の教養として覚えておくのも悪くはないであろう。
また、創作とかで、いかにもインテリな奴とか、気取った奴に使わせるのもよいのではないか。

 何にせよ、そこははやり、インテリで気取った感じのカタカナ語57の意味と、使用例集。

アディクション、インタラクティブ

クリティカル(客観的、危機的)
リビドー(欲望、衝動的エネルギー)
アンビバレント(好きだけど嫌い)
アディクション(依存症状態)
インタラクティブ(対話式。双方向)
セレンディピティ(思いがけない発見)

 ゲームは楽しいよ。
けどクリティカルな視点でゲームを見れば、消費時間に対して何も得られなさすぎだ
まるでリビドーを刺激してくるけど、それが必要なものとは限らないって訳。
だから僕は、ゲームってもの、アンビバレントなんだ。
 けどどちらにしたってやめらんないよ。
どうも僕はゲームアディクションに陥ってるみたいだから。
 いや、 よく考えたら僕の好きなゲームは、ほとんどインタラクティブのものだから、ほんとは、寂しいだけなのかもね。
 おお、これこそまさしくセレンディピティだ。

オーソリティ、アフォリズム

ブラフ(はったり)
オブジェクション(意義あり)
キッチュ(わかる人にはわかる独特なよさ)
オーソリティ(その道の権威)
シノプシス(あらすじ)
アフォリズム(格言、真理)
クオリア(感覚)
オーソライズ(公認)
  
 ブラフばかりなんて君は言うけど、まあオブジェクションだね。
やっぱりキッチュなんかでもなく、彼はオーソリティだよ。
彼の作るシノプシスは、まさしくあちこちアフォリズムに溢れてる。
そりゃもちろん、個々人のクオリアはあるけどさ。
大勢にオーソライズされてるし、確かでしょ。

ケーススタディ、サスティナブル

ケーススタディ(事例から学ぶ手法)
フィージビリティ(実現可能かどうか)
フィージビリティスタディ(実現可能かどうかの調査)
サスティナブル(持続可能)
レジーム(体制、制度)

 よし、ケーススタディで学ぼう。
どう考えてもフィージビリティは重要な要素だ、何をするにしてもね。
フィージビリティスタディを事前にしとけば、たいてい失敗は防げてる。
 それにもちろんサスティナブルである事も大切だ。
 じゃそれを踏まえて新レジームについて話しあおうよ。

シニカル、コンフィデンシャル

イミテーション(模倣品)
シニカル(相手をバカにしてるような態度)
ミニマリズム(最小限最低限)
モジュール(部品、要素)
パテント(特許)
コンフィデンシャル(ここだけの秘密)
ストラテジー(戦略)

 イミテーションはそんな価値ないとか 、シニカルに笑われたりするが、後発の強みがある。
例えばよりミニマリズムを追求して、真に必要なモジュールの浮き彫りに出来たり。
そういうのが思いがけない新パテントに繋がったりする場合すらある。
 あっ、もちろん、こんな話はコンフィデンシャル扱いだよ。
客がみな、我々の商売ストラテジーを知ってる訳ではないのだからね。

リテラシー、コンプライアンス

アサイン(確保、振り分け)
ダイバーシティ(多様性)
リテラシー(専門力)
ダイバーシティマネジメント(多様性を活かした取り組み)
コンシャス(意識した、重視した)
インセンティブ(ご褒美)
コンプライアンス(世間のルールにちゃんと従う事)

 よき経営のコツは、優れた人材のアサインより、むしろダイバーシティそのものにある。
個々のリテラシーを活かすダイバーシティマネジメントを行う訳。
その為に必要なのは、個々をコンシャスしたインセンティブさ
もちろんコンプライアンスはちゃんと守った上でね。

オーセンティック、ポピュリズム

スノッブ(知識をひけらかす奴、中身のない奴)
モックアップ(ハリボテ)
オーセンティック(信頼できる。本物)
ポピュリズム(人気重視の政治)
デファクトスタンダード(事実上の標準)

 この世の中なんてスノッブばかりさ。
 見ろよ、あの素晴らしいモックアップ。
あれが大衆にとってのオーセンティックなんだとさ。
 要はポピュリズムこそが最も重要なんだ。
まあ、デファクトスタンダードってやつさ。

イニシアチブ、スキーム

アウトライン(概要)
イニシアチブ(主導権)
ボトルネック(進行をとどこおらせる要因)
スキーム(しくみ)

 アウトラインだけ聞いた限りだと、まだイニシアチブはこちらにあるよ。
まあ確かに彼女の存在はボトルネックだけれど。
むしろあの事業のスキーム的には、好都合ですらあるさ。

コンセンサス、アセスメント

コンセンサス(根回し、合意)
アジェンダ(行動計画)
シュリンク(縮小)
コミット(関わる事)
アセスメント(事前調査)

 その件に関するコンセンサスなら、事前にとってる。
もともとのアジェンダより少しばかりシュリンクしたからって、なかったことになんて、できやしないよ。
もう君はコミットしちまってるんだ。
アセスメントが足りなかったんだと諦めな。

ソリューション、アカウンタビリティ

オンデマンド(好きな時に好きなもの)
リソース(資源)
インティファーダ(団体での抗議)
ソリューション(解決手段)
アカウンタビリティ(納得いく説明の責任)
アテンド(接待)

 オンデマンド形式にするのは、よい考えだと思うけど、リソースが少なすぎる。
我々はインティファーダする。
そちら側にはソリューションに関して、間違いなくアカウンタビリティがあるね。
その時は誠意あるアテンドも期待しているよ。

オブザーバー、インフォームドコンセント

オブザーバー(決定権のない参加者)
インフォームドコンセント(しっかり説明した上での、治療に関する患者の合意)
ターム(期間、学術語)
テクニカルターム(専門用語)

 彼は目立たないオブザーバーだが、かなり優秀だ。
それに経歴的に、インフォームドコンセントに関してはかなり詳しい。
 医者だった頃は、患者からの評判もよかった。
治療タームは短くても、しっかりと見てくれるし、説明も、テクニカルタームなんて使わず、わかりやすかったらしい。

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