未確認動物のおすすめ本リスト。UMAの謎。幻獣図鑑。妖怪大全

謎の人

謎の動物の百科


 動物学者が書いた未確認動物の本。
著者は、一般向けの動物の本を、多数書いている人だが、未確認動物を扱っているものは、かなり珍しい。

 いろいろな未確認動物に関して、見間違いや勘違いとするなら、どのような動物かをたいてい述べていて、興味深い。
様々な目撃談を紹介し、「おそらくは〜なのではないか?」
「素人が、もし初めて〜と遭遇したなら、そのように証言するだろう」とか。

 一般的にUMAと呼ばれる未確認動物のみからず、ロック鳥やユニコーンなど、幻獣と呼ばれるものも、いくつか扱っている。

未確認動物UMA大全


 オカルト研究家の一大未確認動物辞典。
オカルト研究家なだけあって、著者自身が調査した体験談などもけっこうある。
とにかく、古今東西、有名無名に関わらず、あらゆる種が紹介されている。

 各種の正体の考察に関しても、基本的なものを網羅していて、入門書として優れている。
多分、これ一冊で十分と言われるようなものを、目指した感じと思う。

鬼の研究


 タイトル通りの、鬼の研究記録みたいな本。
著者が女性であるためか、普通は大して気にされないような、鬼女の心理描写がきめ細かい感じがする。
 というより、物理的怪物としての鬼だけでなく、心理的、精神的存在としての鬼についても、取り上げている感じ。

 ひきこもりの詩人、農民の一揆、猟奇殺人、とにかく、古い時代からの、鬼が登場する様々な事例を紹介しながら、いったいその時、何が起きていたのかを、よく考察されている。

幻獣の話


 普通に幻獣の紹介と考察本。
この本も、どちらかというと、様々な幻獣の正体について、既知の生物だとしたら、何があてはまるのかを考察している。
 普通にゴジラのようなフィクションの生物を唐突に取り上げたりもする。
架空の生物も含め、人は、なぜ幻獣に魅入られるのか、想像するのか、という趣旨で、様々な話が続けられる。

 どちらかというとヨーロッパ人視点が多く、神秘なる東洋がいかにして構築されていったかの歴史を辿る前半が特に興味深く面白い。
 様々な自然現象、そして今ではよく知られるような生物を、昔の人はどのように誤解してきたのか。
いかにして怪物は創られるか。

幻の動物たち―未知動物学への招待


 フランスのそこそこ有名な未確認動物学者の、未確認動物入門のための本。
引用もよくされてる本なので、未確認動物好きな人なら、信望者、懐疑論者に関わらず、一度は読んだ方がいいと思う。

 世界中のどこにだって未知の何かがある可能性はある。
この地球には、まだまだ探検の余地がある。
そういう考えは、いつまで存在出来るだろうか。

決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様


 妖怪博士、水木しげるの、妖怪紹介事典。
各妖怪の紹介内容は、その形質や性質より、伝わる物語の紹介がメインな感じ。
かなり大量の妖怪が紹介されてるが、おそらく起源を同じくする、似たようなものも多い。

 どの妖怪にも、漫画家としても有名な水木しげるさん自身が書いたイラストがあり、好きな人なら画集としても楽しめるであろう。
おかげで、イメージもしやすい。

ヴァンパイア 吸血鬼伝説の系譜


 そういう生物としての吸血鬼の特徴や性質。
また、いかにして、そのような生物が想像され、生みだされるにいたったか。
さらには
吸血鬼とよく関連付けられる事件の記録。
基盤になったと思われる各国の民間伝承まで。
とにかく、吸血鬼に関する様々を扱っている。

 ブラム・ストーカーはじめ、吸血鬼ものの代表的フィクションまでしっかりおさえているので、吸血鬼の虚像と実像について、詳しく学べる。
予備知識をまったく前提としていない内容なので、入門書としても非常に最適。

妖精 Who’s Who


 小妖精事典という感じ。
世に、妖精の事典は多くあるが、個人的には、これが一番手軽なものと思う。
紹介する内容を、とにかく関連あるものとかでなく、妖精自体に絞っている感じがする。
そういう訳なので、とりあえず伝え継がれてきた妖精には、どのような種類があり、どのような性質を持つとされるのかを知りたい人には、おすすめ。

 また、この本の著者の見解では、妖精という言葉には、二通りの意味があるそうである。
つまり人知が及ばないような領域の存在を幅広く示す意味。
それに小人か、霊的な、ある種の特殊生物を限定的に指す意味。
言うまでもないかもしれないが、この本で扱われる妖精は、基本的に後者の意味の妖精である。

幻想世界の住人たち


 全4巻で、古今東西、様々な幻想動物を紹介している本。
未確認動物学的な観点ではなく、純粋に、様々な神話や民間伝承に登場する生物について、その性質や、物語を紹介している。
正体の考察とかもそんなになく、むしろファンタジー小説の資料として優れている。

 ファンタジー世界観の、いろいろなゲームで、おそらく参考にされている。
少なくとも、ゲームなどでモンスター的な生物に興味持った人には、
間違いなくおすすめ。

龍の起源


 龍、ドラゴンについての本。
タイトル通り、世界中の様々な文化、民間伝承を紐解き、ドラゴンとは、いかなる生物で、どのように考え、創作されてきたかを考察している。

 ドラゴンの本は、たくさんあるが、単に様々な伝承物語を紹介しまくっているものが多い。
一方でこの本は、様々な文化に、おいて、トカゲやヘビなどの爬虫類が、いかに怪物、時に神として、恐れや崇拝の対象になっていったのか、その歴史そのものを扱っている。

 ドラゴンや竜の、起源、本質から知りたい人には、この本はかなりよい。