「歌詞が魅力な海外アーティスト10選」クリスチャン、オルタナ、ユーモア

曲もよくて歌詞もいいと一番最高ですよね

 日本は結構、英語わからない人でも、洋ロックとか聞く傾向にあると思う。
歌詞に関して言えば、歌詞は見れても、日本語訳がないという曲も多いと思う。
そういう場合、どうしても意味を知りたいとかってなった場合、自分で頑張って調べるしかないわけだけど、そうして苦労して理解できるようになった歌詞が、実につまらないものだったりすると、結構がっかりするであろう(経験談です)。

 もちろん音楽の一番の肝って曲なのかもしれないけど、それ以外にもいろいろな要素もあるし、 他の要素がいいから曲が微妙でも総合的には良い音楽というような評価をくだせる時もあろう。
特に歌詞って重要と思う。

 そういうわけで、ここでは個人的に歌詞にすごい魅力があると思う外国アーティストをいくらか紹介したいと思います。

Hawk Nelson

 アメリカのバンド。

 アマゾンのレビューとかでよく、この手のポップパンク好きな人にオススメと書いてるバンドだけど、完全に曲だけの評価ですね。
このバンドの真骨頂は完全に、歌詞のよさだと思います。

 というかCCM(現代キリスト音楽)のバンドは、基本的にいい歌詞多いですね。
クリスチャン(キリシタン)でなくとも、多少とも生真面目な面がある人には、かなり共感できるものが多いと思います。

 アメリカ本国では、メッセージ性の高いバンドというふうに評価されてるっぽいです。
個人的にはメッセージ性が強いというより、ドストレートって感じがする。

 「Letters to the President(大統領への手紙)」は最初かなり衝撃的でした。
「僕らは若い頃、椅子に座って、話すことといったら、女の子とかプロスポーツとか、そんな話ばかり。だけど僕にはもっと言いたい事があった。言うべき機会が訪れることはなかったけど」
というような感じの、歌の出だしから、「もし僕が大統領に手紙を書く勇気を持てたなら……」と、自分の理想と何も言えない自分の無力さを嘆く流れは、実は共感できる人多いんじゃないかと思ってる。
「殺人は悪いこと、レイプとか強盗とか言うまでもない。けど刑罰は絶対平等じゃない」というような二番の歌詞も、いろいろストレートすぎて衝撃だった。

Brave Saint Saturn

 アメリカンのクリスチャンバンド第二弾。

 キリスト教的サイエンスというテーマな雰囲気。
個人的に歌詞はものすごい好き。
共感というよりも物語を楽しむみたいな感じで好きです。

 特に「Space Robot 5(宇宙ロボ5)」なんかおすすめだけど、これはサイエンスというよりサイエンスフィクションですね。
これは多分、遥か宇宙の果てを探索しに来たロボットと、そのロボットの強い心を描いてますね。
そういう物語を軸に、孤独と、そして何があっても消えない愛を描いてるんじゃないでしょうか。
「深淵では、人の弱い心では生きられない」
確かに人は多分、永遠の孤独に耐えるのが難しい。
だけどロボットなら耐えれるという展開。
「彼はまだ生きてるの? あまりにも遠くに来てしまった、家から離れてしまった」
というように、ただいろいろ悲しいお話。

Inucubus

 アメリカのオルタナティブロックバンド。
歌詞自体が文学、というわけじゃなくて、様々な文学に影響を受けた歌詞というような感じかな。

 日本でもよく、「~は何が言いたいかよくわからない歌詞」というように表現されたりしてるバンドがいるが、典型的なそれかなと思われる。

 「Talk Shows On Mute(静かなトークショー)」なんかは、まずタイトルが意味不明だが、どこか物悲しい感じの曲調に非常にマッチした、サイエンス風味な歌詞。
「電気羊はあなたの顔を夢見てる。化学薬品であなたを楽しむ。アメリカの快適」
実際そうなのかもしれないが、わりとやばいふうにも解釈できるか。

Creed

 この手の話題の時には、個人的に大本命なバンドその1。
この手のオルタナティヴロックバンドとしては明らかにバラードが多い(だから、売れ線狙いだのなんだのと、謎の批判がたまにあったりする)

 個人的には、声もそんなに嫌いじゃないし、曲も(僕は売れ線バラード好きだから)好きだし、その上で歌詞もものすごくいいという、素晴らしいバンド。

 「Rain(雨)」は、歌詞も素晴らしければ、それを乗せる曲もとてもいい名曲。
「手伝ってほしい、手を貸して欲しい」と始まるこの曲は、行き詰まりとか、平凡とかな自分がそこにいて、何かを変えたくて、誰かに助けを求めて、とういうような曲なのだけど、誰に対して歌っているかで、雰囲気が結構変わると思う。
「千の時間の前に何があったの?」という問いも意味深。
「雨は降り続けて、全てを洗い流して、明日は晴れるように願う」
どこの誰にだって雨は降るもの、だからみんな明日こそ晴れるようにって願う、て歌なんだよね、これは。

Alter bridge

 この手の話題の時には、個人的に大本命なバンドその2。
というかボーカル以外は、ほぼCreedのメンバーのバンドらしいから、傾向が似てるのは当たり前である。

 あちら(Creed)より曲調が激しい。
ボーカルも結構シャウトするから、そういうの苦手な人はちょっと残念かもしれない(デス声ってほどではない、というかもろなデス声は僕も苦手。有名なところでいうとカート・コバーンレベルのシャウトと思う)。

 歌詞のよさはさらにレベルアップしてると思う。

「Ghost of days gone by(過ぎ去りし日の亡霊)」は超名曲。
「この悲しみは知ってる。友達がいなくなってしまうような」
「夏の日々を覚えてる。僕らは若くて、怖いものなんてなかった」
まさにタイトル通りに、過ぎ去りし日々の亡霊を歌う歌なんですよね。
亡霊というのは文字通りの意味じゃなく、過去に確かに存在した自分たちのことなのだと解釈してます。
「昨日は過ぎ去って二度と戻ることはない。あなたは泣き続けるの? 過ぎた日々の亡霊のために」
わりと後ろ向きではあるけれど、実は少し前向きな気持ちの歌でもあるんでしょうかね。

Green day

 なんかいろいろ言われそうな気もしないでもないけど、Warning以降の曲はいい歌詞多いと思う。

 あとグリーンデイは、声もいいよね、個性的で。

「Macy’s Day Parade」は、とてつもなく素晴らしい名曲と思う。
「子供の頃、何もかも欲しいと思ってたんだ。だけどそれはとても難しい道なんだと学んできた」
物欲に生きる人たちを皮肉に歌った曲ともされるけど、 単純に人生哲学として、いい詩と思う。
「新しい希望のことを考えてたんだ。これまで決して知ることができなかったもの。やっとわかった。欲しいものはそれだけだったってさ」という感じで、答えのような、そうでないような、微妙な答えを出している。

The Libertines

 イギリスのロックバンド。
イギリスらしい、いかにもビートルズ系のポップなギターロック。
基本的に元不良少年たちらしいけど、歌詞は妙に文学的。
ただ計算というよりも感性的な良さという印象が強い。
ようするに、いわゆる詩人の才があるんだと思う。

 なんだかラブストーリーのような、実は友情の話のような、「Death On The Stairs(階段にて死す)」が総合的には一番好き。
「階段の餓鬼は言う、お前なんて大嫌いだ」
「とても神聖とは言えないようなあいつの友達にさ、真実の愛ってやつを教えてやったのさ。それが必要っていうなら、もう置いてってたりしないだろ」
また、全体的には何か前後の文が繋がってなかったりする部分がある気もするんだけど、それが何か独特の世界観を演出してるような気もする。

Cafe Tacuba

 メキシコのバンドって、わりと歌詞がぶっ飛んでるバンド多いイメージだけど、彼らは特にそうだと思う。
初期の曲はラテン風味が強く、基本的に物語になってる歌詞が多かったけど、だんだんラテン色も、物語性も薄くなってってると思う( メキシコのRadioheadとか称されるほどに、毎回のアルバムごとに変化が大きかったりする)。
そこら辺は好み分かれるだろうけど、個人的にはいずれの時期のも好き(あえて言うならエレクトロな要素が一番強い4thアルバムは微妙かな)。

 初期も、わりとモダンな感じになってからも、 基本的に明るい曲調が多いから、わりと真面目な歌詞も多くてギャップがあるかも。
この人たち多分わりとインテリな方々なんだと思う。
環境問題とか、政治問題とかにわりと切り込んだような歌詞も多いし、なんか散りばめられたユーモアが妙に上品な印象。

 中南米のアーティストは、結構環境問題をテーマにした曲作る傾向強いから、それはそういう文化なのかな。
日本も比率で言えば、あちらに負けないくらい自然が多い国だと思うけど、あまりそういう歌詞ないよね。

 ラブソング少ないんだけど、数少ないラブソングが、なんか好きだったりする。
ただただ大好きだっていう気持ちを歌う「Las Flores(花)」は、 シンプルってのもいいなと思わせてくれる素晴らしいラブソングだと思う。
「すべてを教えて。あなたのすべての夢」
「あなたの手を取って、使えるだけの魔法であなたに夢を見せるよ」
「僕があなたの話を聞く時、地球の他の全ては沈黙するんだ」

La Oreja de Van Gogh

 スペインのオルタナバンド。
日本の多くのロックバンドが、別に対して和風な感じでも無いように、別にたいしてラテン風味な感じではない。
曲は普通にいい感じと思う。
そして歌詞もいい。

 やや哲学的な感じかな。
ラテン色薄いラテン系バンドにはけっこう多いようなイメージ。

 「Dos Cristales(二つのクリスタル)」なんかは、個性がテーマぽい。
「世界を発見するための二つのクリスタル。いつだって1000の悪がここにある」
というような感じで、つまり彼らも、典型的な、歌詞の意図が理解しにくいバンドと思われる。
「選ぶのなんて簡単じゃないさ。2000の感情があって、2000の生き方があるんだ」
こういう感じの歌。

Ojos de Brujo

 ヌエバフラメンコ(現代フラメンコ)のバンド。
ワールドミュージックに分類されるアーティストの中ではかなり有名な方と思う。
フラメンコを基盤として、ブラックミュージックや南米の伝統音楽を取り入れたような、ごちゃまぜな曲調がとても楽しい。
そして、どことなくシリアスだけど前向きで明るい歌詞が素敵と思う。
何か悲しいこととかあったり、暗い世界だったりしても、それでも全然気にしないで生きていこうよ、いつかいいことだってあるさ、みたいな感じのノリかな。

「Busca Lo Bueno(いいことあるよ)」はまさしく、上記みたいなノリ。
曲調は明るいトロピカル。
「古い世界の壁は孤独により消える。月が新しい時代を始めた。新しい光、孤独なき太陽」
「友情はいい風をもたらすよ。あなたの善は蘇る。太陽の下、笑顔になるためあなたは行く」
とにかく前向き。

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