ロック以外のジャンルの音楽のおすすめアーティスト25選

素敵な音楽

音楽というのはロックだけではありません

 この世の中には音楽好きを公言しておきながら、どちらかというと(ロック)音楽好きな人ばかりだと思います。

 そして、「ロック以外もいいぜ」なんて人も、クラシックかジャズかヒップホップばかりな人が大半。

 どちらかというともったいないです。
好きか嫌いか別にして、上記のジャンル以外聞いた事ないという人ばかりなので。

 て事を、基本アニソンかJPOPしか聞かず、音楽好きな人はアメリカかイギリスのロックばっか聞いているようなイメージらしい(それはまあ事実だけど)家族と話してて、ふと思いました。

 という訳で、ロック以外のオススメ音楽アーティストを紹介したいと思う。

Ojos de Brujo

 スペイン、バルセロナ出身のバンド。
バンド名の意味は「魔法使いの目」。

 ヒップホップを取り入れた感じの現代フラメンコバンド。
インド音楽にも影響を受けているらしく、確かにアジアンな雰囲気もなくはない。

 メインボーカルは女性だけど、ちょいちょい男性ボーカルも入ってくる。
とりあえず、一部の曲の「アサッ」とか「ティラッ」とか、そんな感じの叫びが妙にテンション高め(フラメンコ独特の叫びらしい)

 フラメンコバンドの中ではかなり有名な方。
日本のフェスに参加した事もあるらしいし。

Chambao

 これもスペインのバンド。
マラガ出身で、バンド名は多分カタルーニャ語だと思うのだけど、意味はわからん。

 その音楽性は、エレクトロニカ・フラメンコとでも言えばいいだろうか。
まさしくそんな音楽。

 フラメンコと言えば「燃えあがる情熱」って感じのイメージかもしれないけど、この人達は「静かなる情熱」って感じ。

 スペインより新大陸やそこに向かって旅立った人達を思わせる。
大海原で漂うコンキエスタドールたち。

El Desván del Duende

 これまたスペインのバンド。
バンド名の意味は「妖精の屋根裏部屋」

 かなりポップス寄りなフラメンコバンド。
フォークロックぽくもある。

 アコースティックなサウンドを駆使した心地よいメロディ。
わかりやすく言うなら、「フラメンコ業界のスピッツ」みたいな音楽。

 聴きやすいし、個人的にフラメンコ系バンドの中じゃ、一番初心者にオススメでもある。

Canteca de macao

 またまたスペインのバンド。
バンド名の意味は「マカオ(たぶん地域名)の歌」

 レゲエやスカやルンバやサルサ、とにかくいろいろなラテン音楽をフラメンコギターのリズムに乗せてくる、楽しい人達。

 女性ボーカル、時々男性ボーカルで、Ojos de Brujoと似てるような、似てないような。

 まあヒップホップ要素薄いし、あちらより男性ボーカルがわりと目立ってるし。

Corquiéu

 やっぱりスペインのバンド。
名の意味は「待つ者」(?)

 ラテン的フォークバンド。
そういうバンドではないから当たり前だが、フラメンコ要素は皆無。
どちらかというとケルティック。

 それとフラメンコバンドの女性ボーカルに比べるとクセが弱い感じ、そこは聞きやすいかもしんない。

Luar na lubre

 という訳で、スペインのバンド、これでラスト。
名の意味は「魔法の森の月明かり」

 はっきりケルティック。
というよりスペインのケルト地域とされる、ガリシアの伝統音楽バンド。
まあつまり、スパニッシュケルト音楽。

 楽し気なCorquiéuに比べると微妙に落ち着いてる感じがする。

Bomba estereo

 コロンビアのバンド。
名の意味は「ステレオのポンプ」

 エレクトロニカやヒップホップの要素を取り入れたクンビア。
森の住人達のダンスミュージックという感じ。
雨ではなくて晴れの日の精霊たちの踊り。

Los De Abajo

 メキシコのバンド。
名の意味は「下層民」

 スカ、クンビア、サルサ、レゲエ、ロックなど、様々な音楽を混ぜながら、しかしメキシカンな雰囲気をはっきりと残す、クールなバンド。
これこそまさにアステカメスティーソ的音楽だと思う。

Guachupe

 チリのバンド。
名の意味は不明、造語かもしれない。

 スカをベースに、パンク&クンビアという感じの音楽。
南米の音楽ぽく、いかにもアマゾンジャングルって感じな曲もわりとある。
あと時々、大海原で愉快な大冒険という感じかな。

Los Jairas

 ボリビアのバンド。
名の意味は「怠け者達」

 南米先住民達のフォルクローレ音楽。
スペイン的な要素も強いのだろうけど、それでもやはりこのようなアンデス系の音楽は、古くインカの大帝国をイメージさせてくれる。

あとフォルクローレはどことなく日本の祭り音楽とかにも似てる感じで馴染み深いかも。

Arbolito

 アルゼンチンのバンド。
名の意味は「小さな木」

 これも南米先住民のフォルクローレ音楽だけど、ポップスなメロディを取り入れ、より現代的。
アルゼンチンのフォルクローレはスパニッシュ色が強いものだが、この人達は例外的に南米色が強い感じする。

 Los Jairasに比べると、あちらがインカの街の祭りで、こっちがアンデス山脈の旅人達というイメージ。
歌謡曲的な雰囲気もあって日本人にはさらに聞きやすいと思う。

Ah Nee Mah

 アメリカのバンド。
名前はこれ、アニマかな?

 エレクトロニカ風味のネイティブアメリカンミュージック。
現代の都市にすっかり溶け込んでしまった精霊達の嘆きを感じれるかも。

 壮大な感じがRPGとかと相性よさげだし、何も知らない人に聞かせたらゲームか何かのBGMに思われるかもしんない。

Lakota thunder

 アメリカのバンド(?)
名前は「ラコタ(?)の雷」

 打楽器叩きながら、エーエー、オーオーと言ってるだけの何かと言ってしまえばそれまでかもしれない。
しかしまさに、真のネイティブアメリカンミュージックという感じはする。

 キャンプファイアで躍り狂う先住民達と精霊みたいな。

Gaelic Storm

 アメリカのバンド。
名の意味は「ゲール族(ケルトの1種族)の嵐」
 
 メンバーはアイルランド系で、音楽もアイリッシュケルト。
ただアメリカンの影響か、もともとアーサー王的要素からか、クリスチャンな感じの曲もあったりする。

 のどかな草原を駆け回る馬と子供達。
酒場で飲んだくれる駄目な大人達。
どちらも、目を閉じると浮かんでくる。

Loreena McKennitt

 カナダのアーティスト。

 ケルトをベースに、世界中の民族音楽を取り入れている感じ。

 全体的には北欧的な要素が強いように思う。

 冬の森の住人と、獣と魔法使いが共有してるような、そんな音楽。
 ファンタジー映画とかにもかなり合いそう。

Varttina

 フィンランドのバンド
名の意味は「糸巻き」

 美しいハーモニーに乗せた素敵で楽しいダンスミュージック。
北欧の風巡る祭り三昧毎日みたいな。

 なんというか心が踊らされる。

Frifot

 スウェーデンのバンド
名の意味は「緩いもの」

 バイキングの冒険や戦い。
それに怯えながら、時に憧れながら生きる人達が浮かぶような、正統派北欧トラッドミュージック。

弦楽器が使われ方が夢に出てくる達人の霊っぽくて、クラシック好きな人にもおススメかもしれない。

Triakel

 これもスウェーデンのバンド
名の意味はわからんけど、スウェーデンかノルウェー語とは思う。

 で、これもFrifot同様に、バイキング的北欧トラッド。
 アリアというかトリルというか、そういうクラシック的感じも似てる。

 まあこういうの好きな人はどちらもいいと思う。

 なんとなくこっちの方が祭り感がやや上かな。

吉田兄弟

 ここにきてようやく日本の、それもかなり有名な兄弟二人組。
 
 現代的であるのに、伝統的でもある、というより伝統的要素を決して忘れずに、現代的津軽三味線を奏でる二人。
この二人というより、ぶっちゃけ純邦楽系列の音楽の中じゃ(和ロックを除けば)津軽三味線ての凄く聞きやすい音楽とは思う。

 ただテンポのよさが逆に受け付けない人もいるかもしれないけど。

上妻宏光

 こちらはソロの津軽三味線奏者。

 個人的に吉田兄弟以上に聞きやすく初心者にはむしろこちらの方がおススメ。
バラード的な曲が多いから、津軽はアップテンポなイメージで苦手そうという人でも大丈夫と思う。

 現代的な曲も多いけど、神話を思わせるような、神がかり的雰囲気の曲が凄くいい感じ。

 神社とかで聞くと何か見えそう。

ジャー・パンファン

 中国の二胡奏者。

 日本の、いわゆる和風な音楽に比べて、中国的な音楽はより静的な感じがする。
どちらも時折の動に静かなる旋律なのだけど、中国の方が沈黙を保つのが上手な感じというか。

 雲立ち込める山々、流れる川、夜に美しい星が全てに思える。
思わせてくれるような調べ。

Tabla Beat Science

 アメリカのバンドらしいけど、音楽は完全にインディー(つまりインド音楽)。
名の意味は「テーブルビートの科学」。

 インド音楽といえば、インド映画に使われてるようなダンスミュージックや、かのジョージ・ハリソンのシタールを思い受かべる人も多いかもだけど、このバンドは打楽器&打楽器ビート音楽。

 とにかくかっこいいアジアン。

Natacha Atlas

 ベルギーのアラビアンアーティスト。

 リズム、メロディー、その歌い方まで、何もかもイスラム的世界観をイメージさせる。
なんというか千一夜音楽。
現代音楽業界のシャハラザード。

 砂漠の街のダンスミュージック。

Eftekasat

 エジプトのバンド。
名の由来は、全く不明だけど、なんか、砂漠の民族の言葉だとは思う。

 アラビアンリズムのジャズという感じの音楽。
ある意味でアフリカ回帰的といえなくもないかもしれない。
 
 しかしどの程度エジプティアンなのか、筆者の耳ではちょっと判断がつかない。
ただアラビアンというかオリエンタルなのは間違いない。

The Lani Singers

 インドネシアのバンド。
名の由来は「ラニ(たぶん地名)の歌い手たち」。

 何も知らずに聞いたらハワイぽいと思うかも。
まあそんな感じの南国島国雰囲気な音楽。

 どこか楽しくて、ふわふわしてて、のんびりなトロピカルの旋律。
ハーモニーもいかにも島の民族的な感じする。

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