「赤と青色の怪談、都市伝説」赤い部屋、赤マント、青い目の人形

青と赤の

赤い部屋。恐怖のwebサイト

 インターネットをしていると突然に現れるという、真っ赤な背景に、黒字で一言、「あなたは好きですか?」と書かれたポップアップ広告。
 この広告は消すことができるが、消しても消しても、なんども現れる。
そして、消して再び現れるたびに、「あなたは」と「好きですか」の間から、隠れていた文字が左にずれて、最終的には、「あなたは赤い部屋が好きですか?」となる。
 そしてその言葉がはっきりと現れた直後、突然、真っ赤な背景に、真っ黒の文字で、人間の名前がびっしり書かれた、謎のWebサイトが表示される。
そのウェブサイトを見た人間は、自ら命を絶つか、あるいは何者かに 襲われ、部屋中を血で真っ赤に染めるという。
そして、その新たな犠牲者の名前が、その謎のウェブサイトに追加されるのである。

赤いクレヨン。残された秘密

 ある夫婦が意見を購入した。
中古物件ながらそこそこ綺麗で、夫婦はとても満足していた。
 しかしある日。
妻が、赤いクレヨンが落ちているのを見つけた。 
前の住人の忘れ物だろうと思って、ゴミ箱に捨てたが、次の日も、その次の日も、なぜか同じ場所に赤いクレヨンが落ちている。
そこで、その場所の周囲を調べてみると、どうも、外からならわかる、もうひとつの部屋があるようだった。
 さらに家の図面にも、心当たりのない部屋がひとつあった。

 そこでふたりが、その部屋に続くだろう壁紙をはがすと、 そこには、釘打ちされた扉が現れた。
釘を抜き、その扉を開くと、小さな部屋 があって、そしてその小さな部屋には、赤い文字に よって埋め尽くされていた。
 「おとうさん、おかあさん、ごめんなさい、ここからだして、おとうさん、おかあさん、ここからだして、ごめんなさい、ごめんなさい、おとうさん、おかあさん、ここからだして、ごめんなさい」

赤い車。追いかけてはならない

 走行中の車の背後に、突然現れることがあるという、無人の赤い車。
片方のサイドミラーが壊れているそうである。
この車はかなりのスピードで、大抵の場合、追い越されてしまうがらその後について行こうとすると、 通行止めの道なのに突っ込んで大惨事になるという。

 一方で、特に害はないのだが、翌日に、この赤い車の方が事故にあっていて、潰れている、というパターンの話もあるという。

赤マント。子供達を恐怖に陥れてきた怪人

 不死身なのか、世代交代しているのか。
1930年代頃から、時おり現れる怪人。
 夕暮れ時に赤いマントを羽織って現れ、子供を連れ去らい、その命を奪うとされる。
 1936年と1937年は、この謎の怪人が現れた初期の頃とされ、子供だけでなく、とにかく無差別に人を襲いまくり、その犠牲者達を、警察や軍隊が片付けて回っている、という噂すら流れていたという。

 また、子供の前に現れて、「赤いマントはいらんかい?」と問いかけ、「いる」と返してしまった子供を、隠し持っていたナイフで襲う、という話もある。

 吸血鬼という説がある。
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青いもの。図工室の何か

 ある小学校で、二人の生徒が教室に残って、図工の作業を行っていた。
 夕方6時頃。
作業も一区切りついたので帰りの用意を始めた二人。
しかしその時突然、教室が白く霞んできて、また、青い何かが突然、教室の前を横切った。
その青い何かは、図工室へと入っていたようだった。

 二人の生徒のうち、一人は怖くなって帰ったが、もう一人は、さっきの青いのがいったい何だったのか、確かめてみようと考えた。
そして、一人、図工室へ様子を見に行ったその生徒は、行方不明となってしまった。

 それから少しした、ある時。
授業前の準備のために図工室にきていた図工係の生徒が、 彫像のひとつに、妙な違和感を感じた。
よく見るとそれは見覚えのある顔。

 それから後、その学校では、夜になると図工室から、「帰りたいよ」という泣き声が聞こえてくるようになったという。

青い紙。消えるトイレットペーパー

 ある学校の2階の男子トイレの最も奥の個室は、別に使われてる訳でもないのに、トイレットペーパーを入れ替えても入れ替えても、なくなってしまう、という現象が起きていた。
 ある一人の男子生徒が、その個室で用を足していたが、やはり紙がない。
しかし困っていると、どこからか、「青い紙はいりませんか?」という声が聞こえてくる。
 男子児童はあまり深く考えず、「いります」と答えた。
すると何者かが突然、まったくどこからか、男子生徒に襲いかかってきたのだという。

青い目の人形。悲しい西洋からの贈り物

 1927年3月3日。
外交の一環として、アメリカから日本に、1万体以上の人形が送られてきた。
それらは、「青い目の人形」と呼ばれ、親しまれたが、第二次世界大戦の頃、反米政策で、そのほとんどが処分されたとされている。

 そして、戦後。
ある学校では、真夜中に、校舎の2階から、「ママー」と 叫ぶ、悲しげな声と、小さな足音が聞こえてくると、噂されていた。

 その悲しげな声を実際に聞いた、ひとりの教師は、下宿先のおばあさんにその話をしてみた。
すると、おばあさんはその原因に心当たりがあるようだったので、教師はさっそく次の日の放課後、学校におばあさんを呼んだ。
 彼女はすぐに、2階の家庭科室に行き、天井裏に隠してあった西洋人形を見せてくれた。
 戦争時代の事。
処分されようとしていたその人形を、かわいそうに思った彼女は、こっそりとそれを盗み出して、隠していたのであった。
色々な感情が渦巻く中で、おばあさんは人形を抱きしめた。
 以後、人形の声が、その学校に響くことはなくなったという。

青いハンカチ、赤いハンカチ

 ある学校の教師が、夜の見回りの最中に、トイレに行きたくなった。
それで、トイレに行って、用を足したのだが、いきなり天井から、「青いハンカチと赤いハンカチのどちらが欲しい?」という声が聞こえてきた。
 教師はこの手の話を知っていた。
そこで「いりません」と返したが、 謎の声は、何度も何度も同じ質問を繰り返してくる。
 そしてついに、恐怖を感じながらも教師は質問に答える事にする。
赤は、危なげだから、「青だ」と答えた。
するといきなり、彼は全身から血を抜かれ、文字通り真っ青になってしまった。

赤い玉、青い玉

 学校のトイレの鏡に現れるという。
子供に対し、「赤い玉と青い玉のどっちが欲しいかい?」と尋ねてきて、「欲しい」と言った方の玉をさしだしてくる。
 しかし、その時に赤い玉に触れた子供は、焼け死んでしまう。
 青い玉に触れてしまった場合は、水が流れてきて、溺れ死ぬ。
 青い玉を選んでしまった場合に、溺れる前に泳いで逃げようとしても、結局は赤い玉を投げつけられてしまうのだとされている。

赤い糸、青い糸、白い糸

 学校の男子トイレの、2番目の個室に入ると、現れる事があるという。
 頭上から蜘蛛が、赤、青、白の糸をそれぞれ垂らしてくる。
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 この時に赤い糸に触ったら、いつのまにか4番目の個室に移動してしまっている。
 青い糸に触ったら、人間の顔をした蜘蛛が2匹現れる。
 白い糸に触ると、何か不思議なことが起こるとされている。

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