風カヲル時
和楽器を取り入れたジャズというか、ジャズを取り入れた純邦楽というか、とにかくそんな感じの音楽。
別にジャズが苦手な人にも普通におすすめ。(ピアノが目立ってはいるが、和テイストが基本強い)
インスト曲が多いけど、たまに声あり曲もある。
古風な世界観をイメージできるような音楽ではない。
かなり現代的に感じれる和風音楽。
笹川美和
和風(たまに中華っぽい時もある)な曲調と、歌い方が魅力。
歌詞が恋愛(主に片思いや失恋)テーマ多めだけど、いろいろな解釈が出来る、奥が深いものも多い。
神の子で、自然に愛され、幾戦の時を巡って、恋に破れたみたいな。
数は少ないけど、一人称に「僕」を使った曲がなんか妙にクールなの多い。
この人の男性像が揺らいで見えるが、男性目線なのかよくわからないようなのもある。
時にロック色が強い曲や、ジャズを取り入れたような曲もあるけど、基本的にゆったりしたテンポの曲が多い。
恋愛の曲が確かに多いけど、「笑」とか「紫雲寺」とか「家族の風景」とか、そうでない曲も凄く名曲揃いで、いろいろな人におすすめできる音楽。
UNLIMITS
和風というより、昭和懐メロ風味ロック(?)というかんじだろうか。
でもなんか古臭くてダサいとかそんな事なく、妙にかっこいい印象。
歌詞がまたクセが強いけど、ちょっと妄想的で、そこはわりと現代的。
和ロックでもなく、単に和の要素があるだけのロックと言えなくもないが、でもだからこそ、普段あまり音楽聞かない人でもポップで聞きやすいかもしれない。
アニソンぽい曲も多いので、そういうの好きな人にもおすすめ。
ソウルフラワーモノノケサミット
日本の民謡などから、世界中の音楽をごちゃ混ぜにしたロック音楽を奏でるバンド、ソウルフラワーユニオンの人達が、和楽器メインに陽気なチンドン音楽専用として結成したバンド。
基本的にオリジナル曲でなく、様々な民謡や古い流行り歌を、奏でる。
社会風刺の歌詞が、深く、共感出来て、というかとにかく笑えて素敵。
もともと災害時に被災者を元気づけるために結成されたのだけど、だからこそか曲のチョイスが、馴染み深い、とにかく心をウキウキさせるようなものばかり。
ZAN
普通に和楽器のバンド。
ボーカル曲も多いけど、ボーカルの歌い方がわりと現代的で聞きやすいと思う。
歌詞は和風世界観のいようで、そうでない場合もある印象。
曲調もかなり現代的で、まさに和楽器でJpopみたいな人達。
ただしノリノリなアップテンポの曲は全然ない。
明らかに静と動ならば、静の音楽を奏でる。
本当にメロディがかなりPOPなのが多いので、聞きやすいのは間違いなく、とりあえず和楽器の音色は好きだけど、和風なリズムは苦手という人にいいかもしれない。
Soothe
津軽三味線をベースに和楽器と洋楽器を混ぜて奏でるスタイル。
和風ジャズ、ラテン和風音楽、なんかとりあえずスタイリッシュな音楽のバンド。
基本的に曲はインスト。
様々なジャンルを取り入れながら、決して和風な要素は外さないクールな人達。
またコラボもよくやるが、そのコラボ相手のジャンルもまた幅を広い。
和楽器の音色のメロディへの乗せ方が、素晴らしく上手いと思う。
和風の現代音楽というより、現代の和風音楽という感じ。
都会の夜空を忍者が駆け抜けてるみたいな、そんな感じ。
Rin
現代的なメロディやリズムを、箏、十七絃、琵琶、三絃、尺八などの和楽器で表現する三人組バンド。
三人ともボーカル兼任してるけど、特にメイン的な方は、歌い方というか、声の出し方がまた和テイストな感じで、よい。
逆に苦手な人もいるかもしれないけど。
歌詞は和風な世界観を描いてるけど、そこはなんか古き日本でなく、現代的な印象を受けるものが多い。
世界観は継承しつつも英語詞の曲がもたまにある。
和の世界の、特に心に美しいような情景や想いがテーマな感じ。
Jpop的要素も多少あるけど、アップテンポな曲は全然ないので、いわゆる祭り的な感じは全然ない。
「飛鳥」収録の「美貌の國」は、前奏のインパクトから、どこかクールに生命を唄う名曲だと思う。
Kagrra
自らをネオジャパネスクと称する、和の要素を強調した音楽のバンド。
ビジュアル系と呼ばれるバンドの中には、よく曲に和風要素を入れたりする(例えば和楽器を用いたり、純邦楽風な旋律を取り入れたり)方々がいるが、このkagrraはひたすらそれを極めたみたいなバンド。
その拘りは歌詞にまで及び、カタカナすらも全く使わずに、少し古風な日本の世界が表現される。
ただ時代は平安だったり、江戸だったり、けっこうバラバラ。
またメジャーデビュー以降は、現代を感じさせるようなのも書かれている。
いずれにしてもストーリー性のある歌詞が多い。
基本的に伝記、あるいは和風ファンタジーなストーリー
アルバムによっては、全ての収録曲が、まるで同じ世界観であり、続き物の物語のように描かれている。
永遠の安らぎを求める魂とか、鬼退治のために鬼となるとか、そういう話が好きな人はもちろん、そういう話を創作する人にも、インスピレーションを沸かせる為の音楽としてけっこうオススメである。
メジャーデビュー後は、多くの曲が和風から離れてしまったという話もあるが、全然離れてはいないと思う。
ただ和風色の薄い曲もちょくちょく作るようになっただけと思う(完全に和が消え去ってる曲はないと思う)。
ただ、そういう曲も普通にクオリティはかなり高い。
特にインディーズに戻ってからの第一弾アルバム『珠 』収録の「嘆美なる死への憧憬」、「永遠に」の二曲はかなりいい。
というより個人的には、この『珠 』というアルバムは、楽園にて孤独な者を歌うような一曲目の「ぱらいぞ」から、(得意技?である)鬼の想いを歌うような「鬼灯」までの全曲が名曲の大名盤。
とりあえずkagrraを聞いてみようという初心者には、最初に聴くアルバムとして非常にオススメである。
neko眠る
(大阪発だけど)エレクトリック大江戸ファンクミュージックという感じのインストバンド。
ごくわずかにゲストボーカル招いてる曲などあるけど、基本的にはインストルメンタル。
大江戸といったけど、食や商売繁盛な浪速的イメージも大きい。
なんか一世一代の商売しにきた浪速人的な江戸祭り、みたいな風とでも言えばよいだろうか。
レトロゲームのBGMぽくもあって、どこかほんわかのほほんなテイストでもある。
老若男女誰でもというか、日本人なら誰にでもおススメ出来そうなライトな和風音楽。
蕎麦屋かうどん屋にでも流れてそう。
音楽性が一貫してるので、最初にどれを聞いたらいいとかは一切ないけど、逆に言えば一曲気にいったなら、全曲気に入ると思う。
和楽器バンド
和楽器を用いたアップテンポな曲が聞きたい人におすすめ、その1
オリジナル曲もよいけど、ボカロ曲のカバーも、(歌詞の面白さと相まって)クールでいい感じ。
基本的に和楽器と洋楽器混ぜてるけど、この手のバンドの中じゃ、特に和楽器の音が目立ってると思う。
けど曲調はかなりロック寄りで、まさに和風ロック。
零弐
和楽器を用いたアップテンポな曲が聞きたい人におすすめ、その2。
いろいろと奇抜だけど、曲は意外と正統派和ロックだと思う。
歌詞になくても夏祭りが頭に浮かぶような楽しい音楽。
鯉のぼりとか、夜店とか、蛍とかみたいな情景が浮かぶ。
あるいはからくり屋敷で作られたみたいな。
和楽器の音色の移り変わりというか、変化がそんな感じ。
陰陽座が入ってないのが気にくわないです!!!
すみません。
入れようか迷ったのですけど、自分がそんなに好きでないアーティストを入れるのはダメかなと考えました。
陰陽座は声が苦手で、あまり聞いてないのです。