「宗教、神話の本のおすすめリスト」教養として、わかりやすいもの含む

宗教

日本人なら知っておきたい仏教 (KAWADE夢新書)


 この著者は 宗教系の本をよく書いてるけど、どの本もかなり丁寧な解説で初心者向け。
入門書としても、だいたい知りたいだけ、という人にもオススメ。

 この本は、もとのインド仏教については、あまり触れず、主に中国を通して、日本に伝わってきた日本仏教。
また、各宗派ごとの思想や、成り立ちの歴史などを紹介している。
 そういう構成だから、特に宗派ごとの特色を知りたいという人には、かなりオススメと言える。
お寺「仏教の教え」宗派の違い。各国ごとの特色。釈迦は何を悟ったのか

中型聖書 – 新共同訳NI53


 単純にヤハウェの宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム)に興味があるのなら、旧約聖書と新約聖書のどちらも読んでみたらいいと思う。
それでどちらも読むのなら、新約、旧約のそれぞれが合わさった本がよいであろう。

 聖書を初めて読む人は、例えば「ノアの方舟」のような有名な話が、あまりにも短い文字数で、ちょこっと書かれてるだけなことに、驚かされる事も多い。
逆に、何か気になる話だけをピンポイントで読みたいというのならば、ごく簡単に読めるかもしれない。

 また、わりと重要なことかもしれない。
書かれた時代の違いのせいなのか、書いた著者のせいなのかは知らないが、旧約聖書と新約聖書では、かなり文章や話の感じが異なっている。
 だから、どちらか一方を少しだけ読んで、自分には読みにくすぎる、と思ったとしても、もう片方の方はあっさり読める、ということもあるかも。
 個人的には、純粋に物語としては、新約聖書の方が面白いと思う。
ユダヤの寺院「ユダヤ教」旧約聖書とは何か?神とは何か?

新版 古事記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)


 内容はそう変わらないので、古事記、日本書紀のいずれかを読むのなら基本的には、短く読みやすい古事記がおすすめと言える。
そう変わらない内容とは言ったが、これは、例えば物語の要所要所における登場人物(と言うか登場神)の役割などが異なったりしているだけで、全体的な話の流れは同じという意味。

 有名な物語は、基本的に前半の国造り神話に集中していて、中盤以降は、単に歴代天皇の記録集という感じ。
その、神秘的な神々の世界から、人間達の世界へと移り変わっていく 流れが、なかなかよくできている。
日本神話「日本神話」神々の国造りと戦い。現代的ないくつかの解釈

〈新装ワイド版〉日本神さま事典


 日本の様々な神々の事典。
ただし、古事記などで、ちょこっとだけ出てきて、いったいどういう神様なのか、さっぱりわからないというような神様は、ほとんどその名前からの考察である。
 基本的には古事記基準となっている。

 もちろん八百万やおよろずとまで言われるような、膨大な数の日本の神様全てを一冊の本にまとめるなんてことは出来ていない。
しかし有名な神様は、一通り網羅されているので、普通に良書であると思われる。

マヤ・アステカの神々 (Truth In Fantasy)


 マヤ神話、アステカ神話の神々はもちろん、基礎知識となるマヤ文明、アステカ文明、さらにはマヤの歴代の王の紹介まであるので、予備知識ない人にも普通にオススメである。
 あくまでもマヤ、アステカの神々がメインなので、それらと一緒にまとめられたり、関連付けられたりすることもある、インカや、オルメカや、ナスカなどについては、全然言及されない。

 また、別に大した問題でもないのだが、神々の紹介の順の基準がよくわからない。
マイナーな神の後にメジャーな神を持ってきたり、メジャーな神の後にマイナーな神を持ってきたり。
 それと、マヤ、アステカの神に限っては、カタカナでだけでなく、スペイン語か、せめて英語の綴りを書いといてくれた方が絶対によかった。
アステカの神々「アステカ神話の神々一覧」テノチティトランの最高神、破壊神、恵みの神

インド曼陀羅大陸 神々/魔族/半獣/精霊 (新紀元文庫)


 インド神話の世界観とインドの神々についてまとめ、説明した本。
当たり前といえば当たり前なのだが、ヒンドゥー教関連が主であり、仏教についてはほとんど触れられない。
 神々以外にも、神話に登場する英雄や怪物の話もあり、とにかくインド神話の世界観を知りたい人には、かなりオススメ。

 インド神話の最高神ブラフマーのイメージなどから、哲学的な話を 期待する人もいるかもしれないが、そういう話も別にない。
逆に物語の比重が強いので、とっつきやすい。
インドの寺院「インド神話の神々」女神、精霊。悪魔、羅刹。怪物、神獣の一覧

イエスの生涯 (「知の再発見」双書)


 イエス・キリストまさにその人の伝記。
著者は普通にキリスト教徒の人らしい
イエスの生涯を知りたいなら、新約聖書でよいではないか、という意見もあるかもしれない。
しかし、キリスト教自体に詳しくない人で、しかし興味はあるという人には、このようなキリスト教徒の書いた、キリストの本を、一冊は読んだ方がよいと思う。

 とにかくキリスト教に限った話ではないのだが、何らかの宗教の信者に関しては、危ない人ばかりが我々の目に移りがちであるから、世間では偏見や誤解が溢れかえってるような気がしないでもない。
十字架「キリスト教」聖書に加えられた新たな福音、新たな約束

釈迦の本―永遠の覚者・仏陀の秘められた真実 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 9)


 歴史上の様々な人物の中で、個人的に釈迦の伝記は、かなり物語として面白いと思う。
そういう訳で、仏教徒でないどころか、仏教に関してあまり関心がない人にすら、釈迦の伝記はオススメしやすい。

 淡々とした記述のイメージだが、古い記録にない伝説は、創作であろうと、あっさり断定しているなど、わりと冷静である。
 様々な伝説をただ紹介しているだけでなく、その意味に関しても、よく考察していると思う。
釈迦の宮殿「釈迦の生涯」実在したブッダ、仏教の教えの歴史の始まり

ユダヤ教の本―旧約聖書が告げるメシア登場の日 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 13号)


 キリストとイスラムに隠れがちな、ユダヤ教について扱った本。
旧約聖書にまつわる様々な伝説。
ユダヤの歴史。
現代のユダヤ教まで、とにかくユダヤ教に関する、様々なあれこれを網羅している。

 ユダヤの神秘主義に関しても扱っているが、これはつまりカバラの元になった思想であるので、関心のある人にはかなりオススメできる。
 また、ゴーレムなど、ユダヤ関連の伝説に興味ある人も、一度読んでみるとよいであろう。
カバラ「カバラ神秘主義」セフィロトの樹の解説と考察。神様の世界創造魔術

イスラム教の本―唯一神アッラーの最終啓示 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 14号)


 単にイスラム教の実像を知りたいというのなら、かなりオススメの本と言える。
 アッラーの神とは何か。
メッカとは何か。
スンニ派、シーア派とは何か。
と、あまりイスラム教に明るくない人が持ちがちな、素朴な疑問に関しては、その全ての答が、しっかり書かれてると言ってもよい。

 イスラム的神秘主義に関してもよく書かれてるので、そっち方面に興味がある人にも、普通にオススメできる。

 しかし、中東やイスラムに関しては、妙に誤った偏見や誤解が多い気がする。
世界を(異論はあろうが)とったのがキリスト教世界の欧米諸国であったのは、争いあってきた歴史を持つ、イスラムの人達には不運であったのかもしれない。
イスラム「イスラム教」アッラーの最後の教え、最後の約束